生産者紹介9.常盤牧場
常盤幸二さん 東京都八王子市
どこにもありそうな道沿いを行くと、左手に突然牛が見える。右手が常盤さんの牧場だ。「近所の子供たちも遊びに来るけど、道路沿いにあるせいか、サファリパークのように、車の中から牛を見る人が多いですね」と常盤さん。
搾乳中の牛が28頭、育成牛15頭を飼育する牛舎の裏山の向こうには団地が広がる。
常盤さんが牛を育てる際のモットーは「早目に対処して病気をさせない、健康な牛を育てること」。そういう意味で、最適な気温が21℃、それを超えるとストレスを感じると言う牛にとって今年の夏の暑さはストレスになったようで、夏場に落ちた乳量が、取材にうかがった10月の時点でもまだ戻っていなかった。人も暑いと効率悪くなるけど、40℃近いんじゃ牛も大変!。
白黒まだらの乳牛と言うと、普通はツルンとした頭を思い出すんじゃないだろうか。だけど、あれって本当は生えている角をバツンと切っちゃうらしい。ひづめや毛と違って血管や神経も通っているので、痛みや出血も結構あって、それがトラウマになって人間嫌いになってしまう牛もいるとか。最近では麻酔をかけて行うこともあるらしい。対人間や牛同士のケガを防ぐためとはいえ、痛そうだなぁ。
「産地でできたものを産地で消費する、東京牛乳の考え方には大賛成です。東京牛乳がきっかけとなって消費者と話をする機会もできました」と、常盤さん。試飲会での評判も上々だったとか。 「牛乳は新鮮なのがおいしい。健康な牛からおいしい生乳を搾りますから、皆さん安心して飲んでください!」とは東京牛乳の消費者への常盤さんからのメッセージだ。
※地産地消=地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける取り組み。
東京牛乳は東京都酪農業協同組合と多摩地区の酪農家及び協同乳業で共同開発した産地指定牛乳です。
製造工場 協同乳業㈱東京工場(東京都西多摩郡日の出町平井20-1)
Copyright c Kyodo Milk Industry Co.,Ltd. All rights reserved.