生産者紹介12.小俣牧場
小俣行弘さん 東京都八王子市
京王線北野駅から車で5分ほど、北野天神というバス停のまん前に小俣牧場はある。周辺は普通の住宅街だ。お父さんが昭和41年頃に酪農を始め、現在は敷地内に成牛25頭ほどと育成牛5頭を飼っている。行弘さんは二代目だ。学校卒業後は老人ホームで介護の仕事をしていて、その後、酪農に転じたという。福祉も牛も大好きだという行弘さんは、笑 顔が優しい好青年だ。
取材にうかがった時、行弘さんは庭に出していた子牛を牛舎に戻そうと奮闘しているところだった。聞くと取材日の10日ほど後に行われる予定の「東京都乳牛共進会」に出場する予定の牛だという。共進会というのは、牛の見た目や良い乳を出すかどうかなどを競い合う催事で、人間で言えばミスコンのようなものらしい。「参加賞のバケツをもらいに行くようなものですよ」と行弘さんは笑うが、そういう機会があると励みにもなるという。
「今までは全部の産地が一緒になってパック詰めされていたので産地が分からなかったけど、東京牛乳は産地指定なので、このパックには家の生乳が入っているんだと思うと、品質良くしないといけないな、とか刺激になりますね」と行弘さんは語る。
取材にうかがっても、どこの牧場でもこだわりを持って、熱心に取り組んでいるのが分かる。「牛乳は、産地に近くてパック詰めまでの日数が短い方がおいしいはずなので、東京牛乳をぜひ飲んでください」と、行弘さんから消費者の皆さんへのメッセージをいただいた。
※地産地消=地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける取り組み。
東京牛乳は東京都酪農業協同組合と多摩地区の酪農家及び協同乳業で共同開発した産地指定牛乳です。
製造工場 協同乳業㈱東京工場(東京都西多摩郡日の出町平井20-1)
Copyright c Kyodo Milk Industry Co.,Ltd. All rights reserved.